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台風 2005年9月 台風14号(ナービー) |
2005年9月6日に長崎に上陸した台風14号は、広い暴風域を維持したまま、ゆっくりとした速度で進んだため、山口県の山陽自動車道の岩国ICと玖珂IC間の一部が崩落するなど各地に甚大な被害を与えた。
●株価UP↑
台風復興関連銘柄が物色された。
金属屋根製品の製造、販売、施行のトップメーカーで、台風被害による屋根工事の増加思惑で元旦ビューティ工業(5935)、水害に伴うガラス破損多発で生活救急車の出動要請の多くなるジャパンベストレスキューシステム(2453)、集中豪雨に伴う排水ポンプ需要増の思惑で鶴見製作所(6351)、酉島製作所(6363)、下水処理関連のアタカ工業(1978)、水処理工事の富士電機E&C(1775)、建機や仮設建物のレンタル・リース関連でニッパンレンタル(4669)、カナモト(9678)、西尾レントオール(9699)、東海リース(9761)、関西・九州地盤のホームセンターのハンズマン(7636)、ナカイ(9864)、官公需向け水道下水道のコンサルタントの日本上下水道設計(2325)、ポンプの総合メーカーの荏原(6361)などが挙げられる。
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台風 2004年9月 台風18号(ソングダー) |
20004年9月7日に長崎に上陸した台風18号は山口県での停電被害は深刻で、県内のほとんどの世帯で停電し、数日電気の使えない状態が続いた。広島県の世界遺産・厳島神社では一部倒壊するなどの被害を受けた。また、普段台風の被害を受けることが少ない北陸・東北・北海道でも50mを超える風が吹き、被害が拡大した。台風被害に対する保険金の支払額は2700億円ほどであった。
●株価に影響せず→
停電が数日続いた山口県を含む中国地区の電力会社である中国電力(9504)、中国電力系で設備工事を行う中電工(1941)などの株価に影響することはなかった。
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台風 1991年9月 台風19号(ミレイユ) |
1991年9月27日に長崎に上陸した台風19号は最大瞬間風速60mを超える場所があるなど日本全土に甚大な被害をもたらした。多数の死者・負傷者を出し、台風被害に対する保険金の支払額は6000億円ほどになるなど経済的な被害としては日本台風史上最悪といわれている。
●株価に影響せず→
損保業界は多額の保険金支払いのため経営に影響すると考えられるのだが、もともと損害保険業界では契約者から集める保険料の還元率は20%を超える程度のため、ほとんど懐を痛めることがない。そのことを市場は理解してか株価にほとんど影響を与えていない。
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